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*20:29JST 国内株式市場見通し:米国市場の波乱影響は押し目買いの好機に
■日経平均は節目の19000円まであと30円弱に迫る
先週の日経平均は上昇。週初に先物主導によるイレギュラー的(誤発注との見方も)な売買の影響から一時18939.17円まで急伸した日経平均は、その後、週末に雇用統計の発表を控えた米国株安の流れから足下調整を見せつつあった。しかし、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は5日、量的緩和としての国債買い入れを今月9日に開始すると発表。これを受けた欧州市場は軒並み上昇し、連れ高する格好から6日の東京市場はリバウンドへ。米雇用統計を前にこう着感の強い相場展開が続くとみられていたが、断続的な年金資金とみられる資金流入により、週初につけたイレギュラー的な価格を突破。昨年来を更新するとともに、節目の19000円まであと30円弱に迫っている。
■米国市場の波乱が重し、押し目買い好機にも
今週は6日の米雇用統計の結果を受けての相場展開になるが、先物市場では既に6日のナイトセッションで19000円を超えてきている。ただ、6日の米国市場は、注目された雇用統計の結果が予想を上回るなか、利上げに対する警戒感から売りが先行。NY原油先物価格が一時3%を超す下落となったことも嫌気され、ほぼ全面安商状になっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比で130円安の18860円だった。そのため、週明けの株式市場は6日の200円超の上昇に対する反動安からのスタートになりそうだ。
米国では連邦準備制度理事(FRB)が翌週17、18日に開催する連邦公開市場委員会(FOMC)において、利上げのタイミングに関して「辛抱強くなれる」との文言が、声明文で削除される可能性が強まっている。当初予想されていた6月の利上げ開始が現実味を帯びてきたようだ。そのため、高値圏で推移していた米国市場については不安定な相場展開が続くと考えられ、これが上値の重しになる可能性はありそう。
一方で、米利上げ開始時期が早まるとの見方から円相場は1ドル120円後半に円安が進んでいる。米国市場の不安定な動きを睨みながらとなろうが、東京市場については先高期待の中で押し目買い意欲は根強く、米雇用統計通過によるアク抜けといった見方になりそうである。米利上げ開始時期への思惑から調整を見せる局面では、押し目買いの好機となる可能性が高そうだ。
■こう着なら北陸関連などテーマ物色に
日経平均は節目の19000円を捉えづらい可能性はあるが、週末には先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)が控えている。…