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*20:29JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:アップルイベント、メジャーSQ、北陸新幹線開業
■株式相場見通し
予想レンジ:上限19050-下限18750円
来週は、米国市場の波乱が重しになりそうだ。米国では当初予想されていた6月の利上げ開始が現実味を帯びてきたようだ。そのため、米国市場については不安定な相場展開が続くと考えられ、これが上値の重しになる可能性はありそう。
一方で、米利上げ開始時期が早まるとの見方から円相場は1ドル120円後半に円安が進んでいる。東京市場については先高期待の中で押し目買い意欲は根強く、米雇用統計通過によるアク抜けといった見方になりそうである。米利上げ開始時期への思惑から調整を見せる局面では、押し目買いの好機となる可能性が高そうだ。
週末には先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)が控えている。限月交代に伴うロール・オーバーの商いが中心になるとみられるものの、期末に向けたポジション調整、3月期末に向けた配当志向の資金流入などの動きも出やすく、上にも下にもやや波乱含みの展開を意識しておく必要はありそうだ。また、日経平均はメジャーSQ待ちでこう着となるようだと、アップル関連や北陸新幹線関連などのテーマ物色が意識されよう。
■為替市場見通し
来週のドル・円は、強含みか。17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、「忍耐強く」という文言が削除される可能性があり、利上げへの期待が高まっていることがドル相場に対する支援材料となりそうだ。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)による外貨建て資産の投資増額への期待も残されており、ドルは強含みに推移すると予想される。
リスクシナリオとしては、米国議会で通貨安に伴う損害賠償請求を企業に認める法案が審議されていること、環太平洋経済連携協定(TPP)などの通商協定に為替条項を付随する動きが強まっていること、3月期末に向けた本邦機関投資家のリパトリ(外貨建て資産売却・円買い)、ギリシャの債務問題への警戒感、ウクライナ情勢や中東情勢の緊迫化などに警戒することになる。
■来週の注目スケジュール
3月 9日(月):GDP改定値、独首相来日、アップルイベント、ECB量的緩和開始など
3月10日(火):工作機械受注、中消費者物価指数、米卸売在庫など
3月11日(水):機械受注、中小売売上高、米財政収支など
3月12日(木):法人企業景気予測調査、ユーロ圏鉱工業生産指数、米小売売上高、など
3月13日(金):米生産者物価指数、米ミシガン大学消費者信頼感指数など
3月14日(土):北陸新幹線開業日など
3月15日(日):中全国人民代表大会(全人代)閉幕など
《TM》