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*16:55JST エイアンドティー Research Memo(12):5ヶ年計画では配当性向に関する基本指針を提示か
■株主対策
エイアンドティー<6722>の安定性と堅実な経営に共感し、最近は特に国内外の機関投資家からの問い合わせが急増しているという。いずれも長期保有が目的で、大手の複数の機関投資家が既に同社の株式を所有している。投資家の興味が拡大しているのに伴い、同社も対応策を練っている。
現在、配当に関しては、「安定配当」を掲げている。成長戦略の進展によって利益変動が起こりにくくなった時点で、配当性向に関する基本指針などを検討する計画となっている。1つのメドが当期純利益6億円を越えた時点としている。ただ、5ヶ年計画では、配当性向に関する基本指針が提示されると見られる。
さらに5ヶ年計画では、株価対策としてROEの目標値の公表も検討しているという。
しかし株式の長期保有者が多く、発行済み株式数(625万株)もあまり多くないため、流動性に課題がある。5ヶ年計画に流動化対策が盛り込まれることも期待されよう。
ただ株価という面では、PER、PBRの両指標で割安であり、医療関連セクターの銘柄という点からも投資家からの注目がさらに集まる可能性が高い。4月に予定されている機構・人事制度改革、年度内に発表を予定している5ヶ年計画と、大きなイベントも控えている。長期的なスパンの投資先としては、引き続き注目すべきであろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柄澤 邦光)
《FA》