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10問で診断! 自分では気づかない「リストラ危険度」

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10問で診断! 自分では気づかない「リストラ危険度」

 10問で診断! 自分では気づかない「リストラ危険度」

 アベノミクスによる景況の好転で、企業の業績回復にも期待が集まっています。ところが、一方で企業の人員削減、とりわけ、40~50代に対するリストラが依然、横行しています。中高年のビジネスマンは、「明日はわが身」と気が気ではないでしょう。いったいなぜ、このような事態になっているのでしょうか。
 厳しさを増す国際競争のなかで生き残るため、企業は経営体質のさらなるスリム化を求められています。給与水準が高く、社内で余剰気味の中高年が、スケープゴートにされやすいという図式は変わっていないのです。
 しかし、それだけではありません。IT化などを背景に、今世紀になってからビジネスのあり方は激変しました。企業が求める人材のモデルも様変わりしたのに、中高年の多くがそれに気づかず、適応できていないことが、リストラの続く最大の原因だと、私は考えています。
 では、リストラされやすいのは、具体的にはどのようなタイプなのでしょうか。それを示すために作ってみたのが、ビジネスマン向けの「リストラ度の自己チェックリスト」(表参照)です。ここで挙げた10項目は、現在の企業が社員に求めている資質であるともいえます。
 企業がリストラ候補を選ぶ際に、こうしたリストを使っている、というわけではありません。あくまでも、ビジネスマンが生き残っていくための心得だと考えてください。ただし、当てはまらない項目が多い人ほど、リストラの危険性は高くなるといえます。人事部に目をつけられる前に、なるべく該当項目を増やす努力をしてください。
 そのチェックリストを基にして、リストラされやすい人、されにくい人の違いを説明していくことにしましょう。
 現在のビジネスマンにとって、きわめて重要な資質が未来志向とチャレンジ精神。現状に甘んじることなく、常に自分を成長させようとする姿勢は、中高年にも当然、求められています。チェックリストでは、[2]や[7][8][9]に該当すれば、合格といえます。
 これまでは、積み上げてきた経験は価値が高かったのですが、ビジネスモデルが目まぐるしく転換しているなか、過去の経験は必ずしも役に立ちません。今必要とされているのは、「身につけたノウハウを応用して、新しいビジネスにどう生かすか」ということ。未知の仕事でも進んで取り組み、環境の変化にも耐性があって、柔軟に対応できるかどうかが問われます。現在のビジネスマンは、学習し続けなければならない宿命なのです。…

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