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【芸能】どぶろっがく語る「もしかしてだけど」ネタに化けた赤貧生活

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【芸能】どぶろっがく語る「もしかしてだけど」ネタに化けた赤貧生活

【芸能】どぶろっがく語る「もしかしてだけど」ネタに化けた赤貧生活

「もしかしてだけど~」の歌ネタでブレーク中のどぶろっく。
保育園で出会った2人はそれぞれの道を歩んだのに、結局は東京でコンビを組んで一緒に貧乏暮らしを……。

◇ ◇ ◇

森) 僕ら、芸人になるまでの間にサラリーマンの経験がないんで、おカネがないのは当たり前。僕は大学卒業後、ひとりで役者を目指して上京しました。

江口) 俺は地元でカッコいい仕事に就こうと思ったけど、すぐ辞めちゃって。「カメラマンってカッコいいなぁ」とカメラマンの会社に入ると、
周りはずっとカメラが好きな人ばかりで、「何となく入った俺なんてかなわないなぁ」と。
3日で辞めて、3日分の給料をもらいに行ったらイヤな顔された。

他には探偵。面接の日に事務所を訪ねると、「面接担当が現場に出てるから行ってくれ」と。
行かされた場所がビルのロビーで、面接官が誰かを見張ってた。「君もやってみな。この人を待ってるんだ」って、張ってる人の写真見せられて。
それから2時間話して、突然「もう帰っていいよ」と。「写真の人は?」と聞くと、「もう通った」って。
俺は話に夢中で気づかなかった。結局落とされました。

森) それって実技のテストだったんだ。そのころ僕はドイツ料理屋で堅実に3年バイトしてました。
住まいは当時、東京23区で一番家賃が安いといわれた足立区。
でも、26歳までの4年間で5回引っ越してる、引っ越し貧乏です。知らない町に行きたくなる放浪癖があって。
江口が突然「一緒にお笑いやろう!」と上京して、僕の部屋に転がり込んできたころは、田園都市線の宮崎台に住んでました。

江口) 1階の部屋だったけど、アパートの庭から手を伸ばしたら、田園都市線に触れるくらいに近かった。
1Kで、一部屋に2人で寝てましたね。

森) 節約のため、僕が料理を作った。「おいしい」って一言を聞きたくて(笑い)、徐々に相方の好みの濃い味付けになって。
ただ、カネがなくなると、100円のカップラーメンとご飯だけ。

江口) カップ麺のスープでメシを2~3杯食うラーメンライスで5キロ太った。その後は自分の部屋借りて、工場で精密機械の部品を組み立てるバイトを。
20代半ばで初めて東京で一人暮らし。寂しくて人恋しくて職場の女性に声かけてた。
そしたら「私も声かけられた」「私も」「私も口説かれた」みたいに広まって、女性陣から総スカンくらって。

森) はははは!

江口) それで職場に居場所がなくなったことが、貧乏よりつらかった。
そういう経験を積み重ね、後々、「もしかしてだけど~」のネタになっていったんでしょうね。

森) 生活はつねにギリギリ。2人で外でメシ食う時は、牛丼チェーンの値段を比べて20円を節約して。牛丼屋を決めるのに1時間かけてた。

江口) 遠い牛丼屋だと、20円分、腹が減るから意味ないけどね。仕事が入るようになり、
「中華食べたいな」と思ったら中華屋に入れるようになったけど。そんな当たり前のことができるようになったのは35歳からかな。

森) 僕ら、コンビより、その前の友達の期間のほうが長いので、貧乏も2人だから乗り切れたのかもしれないですね。

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/157833
2015年3月9日

http://static.nikkan-gendai.com/img/article/000/157/833/38dac851b2df917ff3d81b9c14aff87420150306162440009.jpg
幼なじみの森慎太郎と江口直人

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