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新浪財経の中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウント、環球市場播報は20日、世界知的所有権機関(WIPO)による2014年の国際特許申請数のデータで、中国メーカー・華為技術(ファーウェイ)が前年1位のパナソニックなどを抜いて最多となったことが明らかになったと報じた。
記事は、華為技術が3442件と2位の米・クアルコムの2409件に1000件以上の差をつけて1位となり、逆にパナソニックは1682件で4位に転落したことを紹介。また、国別の申請件数では、3位の中国が前年同期比19%増と大きく伸ばしたのに対し、2位の日本は同3%減となり、両者の明暗がはっきりしたと伝えた。
この記事に対して、多くの微博ユーザーが「素晴らしい」、「メイド・イン・チャイナの競争力だ!」、「国産を支持する」、「華為を支持する」、「特許技術の中身にどれほどの価値が含まれているかはさておき、絶えず努力している中国の同業者たちに拍手!」、「華為はほんとうにすごい。一度働いてみたい」というポジティブなコメントが寄せられた。また、「われわれのソフト面の進歩も目立ってきたな」という意見もあった。
一方、「そういう感じがしないのはなぜ?」、「単に申請したというだけで、通った数ではないだろう」と言う冷やかかなコメントもあった。そして「進歩はしているが、手放しに喜ぶこともない。著名なメーカーであるパナソニックとは業種が違う華為とは比較できるものではない。ライバルは4G規格で激しい主導権争いを繰り広げるクアルコムだ」と分析するユーザーもいた。
「パクリ大国」と呼ばれる中国で、外国企業が知的所有権関連のトラブルに巻き込まれたケースは枚挙に暇がない。その影響は外国企業のみならず中国企業にも波及、「どうせ開発してもパクられるから」と新技術開発の積極性が奪われる傾向にあった。一方中国政府は知的所有権保護の強化に取り組むとともに、国内企業の特許技術開発を奨励し続けている。紹介された数値の分析にはさまざまな視点があるだろうが、中国企業を多少なりとも勇気づけるという一面があることは間違いなさそうだ。(編集担当:近間由保)(イメージ写真提供:123RF)
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