ソニー・ネットワークエンタテインメントインターナショナル（SNEI）とソニー・コンピュータエンタテインメント（SCE）は、クラウドベースの新しいテレビサービス「PlayStation Vue」（プレイステーション ヴュー）を米国現地時間の3月18日に開始したと発表した。
　
　　同サービスは米国3都市（ニューヨーク、シカゴ、フィラデルフィア）限定で、PS3またはPS4のユーザー向け。3つのサービスパッケージが用意され、価格はそれぞれ最小パッケージ「Access」（アクセス）が49.99ドル、「Core」（コア）が59.99ドル、「Elite」（エリート）が69.99ドルとなっている。
　
　　PlayStation Vueの特徴は、ライブ放送、録画、オンデマンドなど、視聴形態の豊富さが挙げられる。具体的には、ライブ視聴の「Live TV」、ユーザーが優先番組を設定して視聴できる「Personalization」、最大28日間容量制限なしにクラウド上に保存し、タグ付けによって簡単に録画番組を検索できる「Cloud DVR」、検索やガイド機能で簡単にアクセスできる「Discovery」がある。
　
　　また、番組コンテンツも最大85チャンネル以上（サービス開始時）と豊富だ。視聴サービスパッケージ各プランでのコンテンツ詳細は以下の通り。
　
　・Access：CBS、FOX、NBCをはじめ、Discover Channel、FX、Fox News Channel、USA Network、Food Network、TNT、ComedyCentralやAMC（2015年4月提供開始）など、45以上の人気放送局の番組
　
　・Core：Accessで視聴可能な放送局に加え、各地域で放送されるスポーツ専門放送局と、それ以外のスポーツ局や映画専門放送局の番組
　
　・Elite：AccessとCoreで視聴可能な放送局に加え、25以上のライフスタイル、音楽、ファミリー向け番組を提供する放送局の番組
　
　　SNEIとSCEは「今後、米国内の別の都市でも年内サービス提供に向けて準備を進めるほか、iPadをはじめその他デバイスにも今後対応していく」としている。