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ディズニーの最新ミュージカル『イントゥ・ザ・ウッズ』の来日記者会見が3月5日に都内で行われ、来日中のメリル・ストリープとリラ・クロフォードが出席した。ストリープの来日は、3度目のアカデミー賞主演女優賞に輝いた主演作『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』のPR以来3年ぶり4度目。舞台で活躍し、本作で映画デビューした新人女優のクロフォードは、初めて日本の地を踏んだ。
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『スウィーニー・トッド』で知られるスティーヴン・ソンドハイムのロングラン・ミュージカルを『シカゴ』『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』のロブ・マーシャル監督が映画化し、誰もが知るおとぎ話の主人公たちの“願いを叶えたその後”を描いた。
作品のテーマにちなみ、自身の願いを問われると「具体的に何かが欲しいとは思わない。それが今の正直な気持ちよ。限られた時間を価値あるものにしたいだけね」(ストリープ)、「この映画で大好きなジョニー・デップと共演できたから、次は同じくらい大好きなティム・バートン監督と一緒に仕事をしたいわ」(クロフォード)。するとストリープは、「才能あふれるあなたなら、きっと叶うわ。大切なのは自分の願いをしっかり世の中にアピールすること。ティムが愚かでなければ、きっとオファーを出すわ」と大女優らしいアドバイスをした。
本作で第87回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、自身が持つノミネート回数最多記録を19回に更新したストリープ。強い魔力を持つ一方で、溺愛する娘を束縛してしまう魔女という役どころを演じ、「私も同じ母親だから、彼女の気持ちは理解できるわ。この映画に登場するキャラクターは皆、何かを犠牲にしてでも手にしたいものがあるの。彼女の場合は、娘の幸せね」と共感していた。
一方、赤ずきん役を演じたクロフォードは、ストリープやオオカミ役のデップら豪華スターを相手に堂々たる演技を披露。「マーシャル監督も舞台出身だから、初めて映画に挑戦する私の戸惑いを分かってくれた。ジョニーは現場で次々とアイデアを生み出す天才。私の衣装についた葉っぱを取ってくれたときは、時間が止まるほど緊張したわ」と振り返った。
『イントゥ・ザ・ウッズ』
3月14日(土)、全国ロードショー
取材・文・写真:内田 涼