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ムンバイにある5つ星ホテルのオベロイで、初めて採用された女性ドライバーたちを撮影した。経済的には急成長を遂げてきたが、生活慣習的には依然保守的なインド。特に女性の社会進出に関しては、デリーやムンバイなど大都市部の若者層は別にして、まだまだ多くの障害が残っている。田舎部にいこうものなら、名誉殺人(女性の婚前・婚外交渉や、親の意志に反しての結婚した女性を「家族に汚名をきせた」という理由で身内が殺す)がおこるほど超保守なのだ。
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だから、たかが女性ドライバーなどと言うなかれ。これはインド近代化への大きな一歩だし、これからもっとこういった女性ドライバーが増えることは喜ぶべきことだろう。それは僕が男だから?いやいや、女性にとっても、夜間タクシーに乗るときなどドライバーが女性の方が安心だろうし、やっぱり汗臭いオヤジドライバーより、はるかにいいでしょう?
(2013年1月)
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高橋邦典 フォトジャーナリスト
宮城県仙台市生まれ。1990年に渡米。米新聞社でフォトグラファーとして勤務後、2009年よりフリーランスとしてインドに拠点を移す。アフガニスタン、イラク、リベリア、リビアなどの紛争地を取材。著書に「ぼくの見た戦争_2003年イラク」、「『あの日』のこと」(いずれもポプラ社)、「フレームズ・オブ・ライフ」(長崎出版)などがある。ワールド・プレス・フォト、POYiをはじめとして、受賞多数。
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