[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
Copyright (C) Kuni Takahashi. All Rights Reserved.
ムンバイの郊外、新興の産業地域でもあるナビ・ムンバイにある「ダス・オフショア・エンジニアリング」。創業者で社長のアショクが、工場を歩きながら従業員たちに指示をだしていく。海底石油採掘用のパイプを製作するこの会社は、インド経済成長の波に乗り成功した多くの企業のひとつだが、ユニークなのが、アショクがダリットの出身であるということだ。ダリットとはいわゆるアンタッチャブル(不可触民)のことで、カースト制度にも含まれない最底辺の階層のこと。子供の頃は、差別のために村の井戸から水を飲むことさえ許されず、極貧の彼の家庭には食べ物が全く無かった日さえあったという。50年以上も前に法律上ではカースト制度は廃止されたが、現在でも結婚や社交をとおして生活のなかに根強く残る 。
アショクの人生を変えたのが、彼自身の聡明さだった。学校の成績は常にトップクラス。仕事についてからも勤勉さと頭の回転の速さで頭角をあらわし、ついには自ら会社を立ち上げるまでに至った。現在の従業員数は4500人を超える。
インドの金持ちには鼻持ちならない態度の輩が少なくないが、アショクは従業員たちにも温和で気くばりがある。
「苦労を知る者ほど他人に優しくできる」
僕はこんな言葉を思い出した。
(2011年10月)
—————-
高橋邦典 フォトジャーナリスト
宮城県仙台市生まれ。1990年に渡米。米新聞社でフォトグラファーとして勤務後、2009年よりフリーランスとしてインドに拠点を移す。アフガニスタン、イラク、リベリア、リビアなどの紛争地を取材。著書に「ぼくの見た戦争_2003年イラク」、「『あの日』のこと」(いずれもポプラ社)、「フレームズ・オブ・ライフ」(長崎出版)などがある。ワールド・プレス・フォト、POYiをはじめとして、受賞多数。
Copyright (C) Kuni Takahashi. All Rights Reserved.
本記事は「THE PAGE」から提供を受けております。
著作権は提供各社に帰属します。
立命館アジア太平洋大(APU)の卒業式が13日、大分県別府市のビーコンプラザで行われ、学部生と大学院生計688人が学びやを巣立った。
このうち留学生は165人で韓国、中国、ベトナムなど26の国・地域から訪れた。是永駿学長は「多様性を認め合い、人間の尊厳を守るAPU魂を胸に人生を生き抜いてください」と祝辞を述べた。
学生の多くは赤いガウンと角帽姿で出席。式終了後、一斉に角帽を高く投げる恒例の「帽子投げ」をして祝った。
タイ出身のパクワン・チャンタラプロムさん(22)は「道に迷っていると声をかけてくれるなど親切にしてもらった。別府は第二の古里です」と話した。
原爆投下の2年後に、爆心地近くの広島市立本川小学校の児童が描いた絵画を巡るドキュメンタリー映画「ヒロシマの校庭から届いた絵」が14日、横浜市都筑区の昭和大学横浜市北部病院で上映される。核兵器の惨禍の傷が残るなか、児童たちが描いた絵には、明るい未来を願う気持ちが表れていたという。本川小の卒業生で、全国で上映会を行っている世良俊邦さん(68)(広島県廿日市市)は「『憎しみだけでは平和は生まれない』というテーマを感じ取ってほしい」と話している。
本川小は今も、原爆ドームのすぐ近くに立つ。1945年8月6日朝、わずか約400メートルの地点に原爆が落とされ、児童や教師ら約410人が亡くなった。
終戦後、同小には疎開先で被爆を免れた児童たちが戻ってきたが、窓ガラスがない教室で授業を受けるなど苦況は続いていた。そんな様子を知った米国人牧師の呼びかけで、米国から支援物資が届き、その中に、クレヨンや画用紙があった。児童48人は1点ずつ絵などを描いて、米国に送ったという。その48点が2006年、米国の教会の地下室で見つかり、広島に里帰りして展示会が開かれた。映画は、そんなドラマを追いかけている。
児童たちの作品は「未来への希望」を感じさせる明るいタッチが多く、そのことに感動した広島県生まれの舞台芸術家・重藤マナーレ静美さん(米国在住)が映画制作を企画した。日米合作で14年3月に完成し、県内では初めて一般公開されるという。
作中では、本川小に登校した直後に被爆し、現在は横浜市に住む女性が体験談を語る場面もある。上映当日は、絵を描いた児童48人のうち、県内や東京都に住む2人も来場する予定だ。
上映は西棟4階の講堂で午後3時から。参加は無料。申し込み不要で先着180人。手話通訳もある。このほか、上映会の開催を希望する個人や団体には、有料で貸し出しも行っている(教育目的は無料)。貸し出しに関する問い合わせは、世良さん(090・4651・4744)。
マイナビは8日・9日の2日間、今シーズン、東京で初開催となる大型合同会社説明会「マイナビ就職 MEGA EXPO」を開催した。東京ビッグサイト全館を貸し切って実施され、2日間の参画企業数は1,230社、来場者数は約6万3,000人と、過去最大規模となった。
大型合同会社説明会「マイナビ就職 MEGA EXPO」開催
スケジュール後ろ倒しで学生からは「不安」の声も
日本経済団体連合会による「採用選考に関する指針」(2013年9月)を受け、3月1日に広報活動が開始された2016年卒の就職活動。インターンに参加した、あるいは外資系企業の選考を既に受けている、という声などもあるが、本格的なスタートダッシュを切ったばかりという学生も多い。
イベントに参加した男子学生は、「昨年とは違うスケジュールで戸惑いもあったが、(エキスポでは)興味がある業界の企業の説明を聞いて、理解を深めたい」と意気込みを語っていた。
足早に会場へ向かう就活生
人気企業のブースでは、開場後5分で立ち見が出るところも
活動の後ろ倒しについて、都内の大学に通う女子学生は「先輩の就職活動が参考にならないので不安。後ろ倒しになったということは、(就活)開始から卒業までの時間が短くなったということ。夏にしっかり内定を取れるように努力したい」とコメント。また、「公務員と併願を考えていたが、スケジュールの変更で一般企業の就活と両立ができるかが心配」と語る学生や、「後ろ倒しになった分、企業研究や自己分析に時間をかけることができている」という学生も。例年とは異なる就職活動に対する不安の声が上がる一方、就活準備をしっかり出来たという声も上がった。
選考期間短縮で企業も「採用が厳しくなる」と懸念
景気回復に伴い、15.5%の企業が「採用増を目指す」と回答している今年の採用活動。短期間で内定者数を確保しなくてはならず、9割以上の企業が「採用が厳しくなる」と予想している(「2015年卒マイナビ企業新卒内定状況調査」)。
大手IT企業の人事担当者は、「3月に本格的なスタートを切ったばかりだが、既に多くの学生にエントリーを頂いている。ただし、外資系などは採用を始めているところもあり、8月選考活動開始の影響は大きく出る可能性がある」と語った。
説明会に参加する学生たち
各社は早期に母集団となる学生を確保するため、説明会で自社の魅力をアピール。社員を動員し、学生に積極的に声をかけたり、仕事についての質問を受け付けたりする姿が見られた。
また会場では、トヨタ自動車、電通、住友商事などによる企業講演があったほか、東急不動産、東京建物、野村不動産、三菱地所、森ビルの大手総合不動産ディベロッパー5社の採用担当が、街づくりの魅力や就職活動について、パネルディスカッション形式で学生の質問に回答するという合同説明会ならではのイベントも実施された。
総合不動産ディベロッパー 業界合同セッション「街づくりを担うディベロッパー合同セッション」
採用について、学生からリアルな質問が
ディスカッションで学生から「入社した決め手」について尋ねられた人事担当者は、「個性を大切にし、幅広い分野に対して自由に挑戦できる環境」「4~5年目で地図に残るような大きな仕事を主体的に任せられている点」「開発だけではなく、既存の物件にも働きかけをしている点」など、自社の魅力を語った。
説明する人事担当にも熱が入る
就職活動が早期化・長期化していた傾向を受け、学生が学業に専念できるようにと導入された採用時期の後ろ倒し。これまでとは異なるスケジュールゆえ、前述のとおり、イベントに参加した学生や企業の担当者からは「内定が取れるのか」「必要人員が確保できるか」と不安の声が多く聞かれている状況だ。
本来の目的である「学業専念」が実現しうるのか、それとも後ろ倒しに伴い研究活動などが妨げられてしまうのか。選考開始まであと5カ月、日本の就職活動はどのように変わるのか、しっかりと見届ける必要がありそうだ。
2016年の就職活動は始まったばかり
イーマインターナショナルが運営するエステティックサロンSBS TOKYOは、20代~40代の働く女性300人を対象に、1日におけるワークバランスや日々の生活で抱えるストレスについて調査した。調査期間は1月9日~13日。
1日の「仕事」と「プライベート」の割合
仕事がある日の1日の「仕事」と「プライベート」の割合について尋ねたところ、「仕事」が66.2%、「プライベート」が33.8%という結果になった。20代~40代の年代別に見ても、仕事とプライベートの割合にほとんど差は見られなかった。
ストレスの原因について聞くと「仕事に関すること」(63.7%)、「職場における人間関係」(50.3%)が上位を占めた。「収入や家計に関すること」という回答も36.3%で、経済面でもストレスを抱えている女性が多いことがうかがえる。
ストレスの原因
ストレスによって、仕事に悪影響を与えたことがあるか尋ねると、46.7%が「ある」と回答した。「精神的にイライラし、集中力が低下し仕事の能率が下がった」「上司や部下、お客さんへの対応が散漫になってしまった」という声のほか、「ストレスが溜まり病気になってしまった」という回答も寄せられた。
ストレスによって、仕事に悪影響を与えたことがありますか?
ストレス解消方法について尋ねたところ、「食べる」(54.3%)、「寝る」(52.3%)、「ショッピング」(31.0%)が上位を占めた。「好きなものを食べると幸せを感じる」「寝たらだいぶ忘れられる」「欲しいものが手に入るとスッキリする」などが理由のようだ。