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21日、味の素フィールド西が丘で行われた第25回イギョラ杯決勝で、流通経済大柏が日大藤沢を3-0で下し、通算4度目の優勝を果たした。
日大藤沢との決勝では、本田裕一郎監督に代わり、今冬の高校選手権から流通経済大柏に加わった齋藤礼音コーチがチームを指揮。試合後、同コーチは決勝の日大藤沢戦について「本来はテンポ良く少ないタッチでボールを動かすことを意識していますが、決勝は序盤から縦に入れるボールでチャンスを作れていたので、そういう戦い方を続けました」とコメント。本来とは異なるスタイルで勝利をつかんだことを明かしている。
続けて、1-0で勝利したFC東京U-18との準決勝についても回想。「来月に開幕するプレミアリーグEASTでも対戦するチームだけに、とても重要なゲームだと捉えていました。その中で勝利という結果を残せたことは良かったし、選手たちにとって自信につながる大きな1勝になったと思います」と、手応えを口にした。
高校選手権の主力メンバーの大半が卒業し、新3年生主体で臨んだイギョラ杯。「イギョラ杯前のチームはあまり良い状態ではありませんでしたが、今大会を通じてこれまで取り組んできたことが少しずつ出せるようになってきた。チームの方向性に対して手応えが持てたと思います」と、齋藤コーチは充実の表情を浮かべた。
「高校選手権でベスト4に入ったチームに比べると、ずば抜けた“個”がいない分、チームとして戦う意識が強い。一体感は、現時点でも去年のチームより上だと思います」と今年のチームの強みを挙げつつ、「チームとしての絶対的な目標は、プレミアリーグ、インターハイ、選手権の三冠達成。それに向けて一つひとつ着実に歩んでいきたい」と、力強い言葉で締めくくった。
初白星もたらす決勝弾…横浜FM兵藤「チームの雰囲気が変わる」
[3.22 J1第1ステージ第3節 横浜FM 1-0 鳥栖 ニッパ球]
初白星をもたらしたのは背番号7の右足だった。ナビスコ杯を含めた公式戦3試合で1分2敗と今季未勝利の横浜F・マリノスは、序盤から主導権を握って鳥栖ゴールを脅かしたものの、なかなかゴールをこじ開けられず。しかし、後半36分にMF兵藤慎剛が待望のゴールを記録する。
右サイドから送ったDF小林祐三のグラウンダーのクロスが、逆サイドのDF下平匠へと渡る。下平がシュートモーションに入ると、兵藤には予感があった。「匠がシュートを打つタイミングで相手もゴール前に結構戻っていたので、こぼれてくると思って準備をしていました」。その言葉どおり、相手DFにブロックされたボールは兵藤の前へとこぼれてくる。右足で流し込んで貴重な先制点を奪い、「うまく流し込めたかなと思います」と笑顔で振り返った。
この試合の相手はナビスコ杯を含めて3連勝と好調な鳥栖だった。しかし、前半のシュートを1本に抑えるなど、相手の攻撃を封じ込めた。兵藤は守備面での手応えも語っている。「相手が長いボールを入れてくるのは分かっていました。だから、そのセカンドボールへの反応を意識した。皆、一歩目の出足が良かったと思います」。守備時には兵藤もしっかりPA付近まで戻り、セカンドボールを回収して相手から攻撃権を奪い取り、完封にも貢献した。
今季、公式戦4試合目にして、ようやく初勝利を手に入れた。「スタートダッシュにはつまづいた」と出遅れたとしながらも、巻き返しはまだまだできると考えている。「1回勝つことでチームの雰囲気が変わったり、余裕も出てくると思う。まだ試合はたくさん残っているので、勝ち点3を積み重ねていきたい」と視線を上に向けた。
(取材・文 折戸岳彦)▼関連リンク
[J1]第1ステージ第3節 スコア速報
[3.22 J1第1ステージ第3節 甲府0-2G大阪 中銀スタ]
ガンバ大阪は22日、ヴァンフォーレ甲府と対戦し、2-0で今シーズンのリーグ戦初勝利を挙げた。23日からの日本代表合宿に初めて招集されたDF藤春廣輝は、「前半は相手が前に、前に攻めに来ていたので、G大阪はブロックをしっかりつくって守備が出来ていたと思います。後半は、G大阪のペースでボールを持つ時間も長くなり、良い流れでボールを回せましたし、良い形でシュートも打てたので、それが勝利の要因かなと思います」と、試合を振り返った。
自分自身のパフォーマンスについて「あまり特長である攻撃参加はできませんでした」と反省するが、「DFとして、失点ゼロで抑えられたのは良かった」と、結果を喜んだ。
代表に選出されてからは、普段は「静かな携帯」が、知らない番号からの着信も含めて、鳴りやまなかったという。周囲の期待を感じながら、自身も「楽しみでしかない」という代表合宿。一緒にプレーすることを楽しみにしている選手を聞かれ、「香川選手とか、同じポジションですが、長友選手を尊敬していますし、いろいろ話もしてみたいですし、盗めるものは盗みたい」と目を輝かせた。残念ながら、インテルが負傷中の長友の代表招集に応じなかったため、長友との対面は次回以降に持ち越しになるが、親善試合に出場するチャンスも増えそうだ。
バヒド・ハリルホジッチ新監督へのアピールポイントについて「運動量は特長です。SBは上下動が大事なので。あとはスピードも見てほしいし、そういうところをアピールしたい」と言い、「自分には失うものがないですし、積極的にやるだけ。自分の特長をどんどん出していこうと思います」と、代表デビューに意欲的だった。
(取材・文 河合拓)
最前線で奮闘中、横浜FM齋藤「サポーターの力が僕たちの力になる」
[3.22 J1第1ステージ第3節 横浜FM 1-0 鳥栖 ニッパ球]
ドリブラーの持ち場は最前線となった。横浜F・マリノスのFW齋藤学は、1トップの位置でボールを呼び込んで攻撃にリズムを生むだけでなく、相手GKまで激しくプレッシャーを掛けて守備でも貢献した。
トップ下に入る新加入のFWアデミウソンとは近い位置でパス交換を見せて守備網を突破しようと試みるなど、連係の向上を感じさせたが、本人は「まだまだ」と振り返っている。「アデとはやりやすいし、すごく楽しくできていますが、まだまだかな。2人で点を取れるようにならないとコンビネーションが良くなったとは言えません」。まだ、発展途上。結果を残してこそ、連係が向上したと言えると強調した。
昨季までの左サイドハーフから最前線に持ち場を移したことで、意識も変化しているようだ。「僕は今FWでプレーしているので、FWとしての怖さをもっと出していかないといけません。サイドハーフの齋藤学ではなく、FWとして、真ん中でどれだけ怖さを出せるかを意識してやっていきたい」と、新ポジションを自分のモノにしようと意気込みを示している。
ニッパツ三ツ沢球技場で挙げた今季初勝利。齋藤は「サポーターの力を近くで感じられるスタジアム。サポーターの力が僕たちの力になると証明できていると思う」と笑顔を見せると、「日産スタジアムでも、これだけの雰囲気の中で試合をやれるように、僕たちがいいサッカーをして結果を残して、『また見たい』と思ってスタジアムに足を運んでもらえるように頑張りたい」とニッパ球のような雰囲気を日産スタジアムでも作れるように、結果を残していくと誓った。
(取材・文 折戸岳彦)▼関連リンク
[J1]第1ステージ第3節 スコア速報
鹿島は連敗ストップもリード守れず…名古屋また“恩返し弾”浴びる
[3.22 J1第3節 名古屋1-1鹿島 瑞穂陸]
名古屋グランパス対鹿島アントラーズの一戦は、1-1の引き分けに終わった。公式戦開幕5連敗だった鹿島は、連敗こそストップさせたが、相変わらず勝利なし。18日のナビスコ杯川崎F戦で今季初勝利を挙げた名古屋も、リーグ戦の初勝利はお預けとなった。
序盤は名古屋がボールを保持してゲームを進めたが、試合を動かしたのは鹿島だった。前半32分、DF西大悟が右サイド深い位置まで切り込んでクロスを入れると、ニアのFW金崎夢生にピンポイントで合う。ヘディングシュートは右ポストを叩いたが、そのまま枠内に収まった。金崎はリーグ戦2試合連続ゴール。名古屋は前節の甲府戦でもOBの阿部翔平にゴールを許しており、2試合連続の“恩返し弾”を浴びた。
ただ、これが今季ここまで鹿島が勝利がない理由か。リードを奪うと明らかに守りに入ってしまう。そして、名古屋は後半開始からDF竹内彬を下げてMF小屋松知哉を投入。攻撃意識を高めると、同24分、CKをDF矢野貴章が合わせて、試合を振り出しに戻した。
両チームには27日と31日にバヒド・ハリルホジッチ新監督を迎えた日本代表の初陣を戦う本メンバー31人に選出された3名がスタメンに名を連ねていた。鹿島はDF昌子源が体を張った守備を見せ、MF柴崎岳が中盤をコントロールする。しかし勝利に導くことは出来ない。対する名古屋も5年ぶりA代表招集となったFW永井謙佑が自慢のスピードを武器に突破を図るが、後半44分のミドルシュートが力なくGKに収まるなど、決定力を見せることは出来なかった。
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[J1]第1ステージ第3節 スコア速報