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シマンテックは3月10日、通信・インターネットサービス(ISP)事業者と連携して、インターネット接続端末をウイルスや不正サイトから保護するサービスの取り組みについて説明会を開催した。PCに限らずあらゆるデバイスがインターネットにつながるIoT(Internet of Things)時代を想定したもの。
シマンテックの外村 慶・執行役員 セールスエンジニアリング本部長は「ISPやモバイルキャリアに対して、これまでは、ホームユーザー向けのPC・スマートデバイス用セキュリティソフト『ノートン』を提供したり、通信事業者が提供する迷惑メール対策サービスの支援などを行ったりしてきた。だが、多様なデバイスがインターネットにつながるIoT時代を迎えつつあるなかで、IoTデバイスにどうやってセキュリティを提供していくのかが課題となっている。この課題に対し、シマンテックは“ビッグデータ”と“インテリジェンス”を通じて通信事業者との新たな形で連携していく」と説明した。
シマンテックでは、マルウェアやスパム・フィッシングメール、サイバー攻撃の発生状況などをグローバルに収集・分析している。その規模は累計3.5兆件に達し、いまも1秒間に4万件の新たなデータが登録されている。
この膨大な件数からなるビッグデータを、専門的な知見に基づいて解析し、セキュリティインテリジェンスとして通信事業者に提供。そして通信事業者がユーザーに向けてさまざまな通信セキュリティサービスの形に変えて提供する。これがシマンテックと通信事業者との新しい連携の形だという。
第一弾は、2月3日にニフティが提供を開始した家庭向けネットワークセキュリティサービス「常時安全セキュリティ24プラス」。シマンテックの組み込み型のマルウェア対策ソリューション「Symantec Protection Engine」と、悪質な活動の発生源、新種の脅威などに関する情報を提供する情報サービス「DeepSight Datafeed」を組み合わせて提供するサービスだ。
「常時安全セキュリティ24プラス」では、家庭にあるIoT対応デバイスを守ることができる。専用LANアダプタを経由してインターネットに接続することでウイルスのダウンロードを阻止したり、フィッシングサイトなどの不正サイトを遮断したり、といったセキュリティサービスを受けることができる。PCに加えてスマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、ネットワーク家電など、同アダプタに接続する全ての機器が保護の対象になる。…