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真冬の祭典が幕を開けた。8日、最初の決勝を迎えたスノーボードのスロープスタイル男子。2日前の予選では雰囲気にのまれたようにミスを連発した17歳は、決勝で本来の滑りを取り戻し、果敢に大技に挑んだ。結果は8位。「悔やんでいることは何もない。やり切った」。日本に最初の入賞をもたらし、胸を張った。
ソチ五輪で実施される7競技98種目のうち、このスロープスタイル男子を含めて12種目が新種目。フィギュアスケート団体では、男子ショートプログラムで先陣を切った19歳の羽生結弦が、涼しい顔で圧巻の演技をやってのけた。この若武者は舞台が大きいほど、ライバルたちが強いほど、リンクでまぶしい光を放つ。
女子のエース浅田真央も「素晴らしい舞台で、1回多く滑れる」と出場し、総力戦で臨んだ初のチーム戦。メダルには届かなかったものの、ふだんの国際大会ではないチームメートの声援が選手の背を押した。
11日には同じく新種目のスキージャンプ女子が待っている。今季ワールドカップで絶好調の17歳の高梨沙羅は思い切りよく大ジャンプをして、きっと“沙羅スマイル”を見せてくれるはずだ。
失敗なんておそれない。五輪には「挑戦」が似合う。
写真部五輪取材班(ロシア・ソチで)