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◇福井市自然史博分館、来春開館で制作
福井市は、建設中のJR福井駅西口再開発ビルに入る市自然史博物館分館の来年春の開館に合わせ、記念映画「星々の約束」(25分)を制作する。球体の画面に、フルハイビジョンの4倍の高画質で放映される実写ドラマで、県外上映も検討する。全編県内ロケに加え、ともに県内出身の俳優津田寛治さん(49)、女優高橋愛さん(28)を主演に起用して、福井の魅力を発信する。エキストラなど出演者の募集も始まった。(村上和史)
同館のドームシアターは球体で、映像が全方向に360度広がる「全天周映画」を放映する。全天周の実写ドラマ製作は全国でも極めて珍しいといい、映像が視野いっぱいに広がることで、平面スクリーンでは味わえない臨場感を体感できる。
坂井市の瀧谷寺(たきだんじ)が所有する日本最古の星図「天之図」を見た福井出身の助手(高橋さん)が謎の失踪を遂げ、大学教授(津田さん)が県内で捜し回るミステリーで、助手の正体が大きな謎になるという。一乗谷朝倉氏遺跡や足羽山、養浩館庭園などの名所や、ソースカツ丼、越前おろしそばなどの名物が数多く登場する。
監督はご当地映画に定評のある瀬木直貴さん。市役所で記者会見した瀬木さんはドームシアターで放映するために魚眼レンズで垂直方向に撮影するという手法を紹介。「俯瞰(ふかん)したり、見上げたりと全く新しい表現で大変だが、観客が映画の舞台に迷い込んだと思えるような臨場感あふれる演出を行う。幅広い世代が福井に興味を持つきっかけにしたい」と意気込んでいた。
制作費は約2000万円で、4月から12月頃にかけて市内を中心に撮影する。
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市は、記念映画の出演者6~8人とエキストラ約100人を3月22日まで募集する。同月28日にオーディションを行い、決定する。
出演者はせりふ付きで、エキストラとともに演技経験の有無、国籍、性別は問わないが、未成年の場合は保護者の同意が必要。出演者らの撮影は4月上旬~5月上旬に市内各所で行う。
問い合わせは、事務局(0776・53・8282)。