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長野県原村の八ケ岳連峰阿弥陀(あみだ)岳(2805メートル)で学習院大学山岳部員2人が行方不明になっていた遭難で、県警茅野署は11日、2人の遺体を収容した。同大4年で山岳部主将の吉田周平さん(22)=東京都杉並区下井草=と、同1年の土山莉里香(りりか)さん(19)=千葉県松戸市松戸=と確認された。滑落した可能性があるという。
同署によると、死因は吉田さんが全身を打った多発外傷、土山さんが低体温症。標高2560メートル付近の急斜面で、2人の体をロープでつないだ状態で発見された。近くに雪崩の跡があり、深さ約1.5メートルの雪に埋まっていたという。吉田さんは日本山岳会の学生部役員。
山岳部は7日、4泊5日の予定で5人で入山。8日に道に迷い野営、9日に土山さんが遅れ始めたため、吉田さんが付き添い、他の3人と別れたという。2人のビーコン(電波受発信機)が作動しており、発見現場付近には赤い手袋があった。
現場近くの山小屋の従業員によると、9日は夕方ごろから吹雪だったという。【近藤隆志、巽賢司】
千葉西署は9日までに、父に灯油を浴びせて火を付け殺害しようとしたとして殺人未遂と現住建造物等放火未遂の疑いで千葉市美浜区、無職の長男(32)を、長男を金づちで殴り殺害しようとしたとして殺人未遂の疑いで同居する自称調理師の父(64)を逮捕した。
長男の逮捕容疑は8日午後1時10分ごろ、自宅で石油ストーブの灯油を父に浴びせて部屋にもまき、火を付け殺害しようとした疑い。父の逮捕容疑は長男の後頭部を金づちで複数回殴り殺害しようとした疑い。長男は全治約1週間の軽傷。父にけがはない。
同署によると、親子げんかが高じて長男が灯油をまき、激高した父が制止するため殴った。2人はいずれも容疑を認め、それぞれ「殺そうと思った」などと供述している。帰省していた長女(27)が110番通報した。
和歌山県紀の川市の空き地で小学5年森田都史君(11)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された中村桜洲容疑者(22)の自宅で押収された刃物3本のうち1本に血液反応があり、鑑定の結果、森田君のDNA型と一致したことが11日、県警岩出署捜査本部への取材で分かった。捜査本部はこの刃物が殺害に使用されたとみて、入手経路の確認などを進めている。
中村容疑者は「男の子を見たこともない。事件当時は自宅でテレビを見ていた」と容疑を否認している。
捜査本部によると、中村容疑者宅の捜索で自室の衣装ケースから、「く」の字形で先のとがった「ククリナイフ」のような形状のものなど、いずれも刃の長さが約40センチの大型の刃物3本が発見されていた。血痕は見当たらなかったが、詳しい鑑定の結果、うち1本に血液反応が確認され、検出された血液が森田君のDNA型と一致したという。
森田君には心臓を貫通する深い刺し傷があった一方、頭には筋状の大きな傷が二つあり、骨が割れた状態だった。捜査本部は、押収された刃物の形状と傷の状態に矛盾はないとみている。
12日午前7時20分頃、鹿児島県いちき串木野市大里の国道270号で、横断歩道を渡っていた登校中の市立市来(いちき)小1年、浜田葵(あおい)君(7)と同級生の男児(7)が、軽乗用車にはねられた。
浜田君は頭などを強く打ち、搬送先の病院で約1時間後に死亡した。男児は頭蓋骨骨折の重傷を負った。
県警いちき串木野署は、車を運転していた同県日置(ひおき)市東市来町養母、会社員松山昭仁容疑者(21)を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで現行犯逮捕した。容疑を過失運転致死傷に切り替えて調べる方針。
発表によると、松山容疑者は出勤途中で、「CDを入れ替えていて、脇見をしていた。前を見たら子供がいて、ブレーキを踏んだが、間に合わなかった」などと供述しているという。
軽乗用車が2人をはねた後、対向車線を走っていた乗用車が浜田君に接触した可能性があり、同署は乗用車を運転していた男性(81)からも任意で事情を聞いている。
現場は市来小の南東約1キロで、片側1車線のほぼ直線道路。通勤時間帯は車の通行量が多いという。横断歩道に信号機はついておらず、事故当時、一帯では雨が降っていた。
宮崎県警本部の50代参事官級警視が、のちに逮捕される会社社長が経営する風俗営業店で飲酒の接待を受けていたほか、別事件で逮捕された廃棄物処理業者の元役員からも中元・歳暮の贈答品の供与を5年間受けていたことが10日、分かった。捜査情報の漏えいは確認されていないが、県警は不適切な交際を続けていたとして、本部長訓戒処分とした。警視は近く依願退職する見通し。