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◇打刃物工房40年ぶり新築
約700年の歴史を誇る越前打刃物の産地・越前市で、鍛冶職人の黒崎優さん(35)が新しく工房を建てることになり、19日、予定地の同市池泉町で地鎮祭が行われた。越前打刃物の工房の新築は約40年ぶりで、関係者らは「産地の発展につながる」と期待を寄せた。6月に完成予定。
工房は鉄骨平屋60平方メートルで、火造り鍛造や削りを行う機械を置き、両刃包丁やハンティングナイフを作る。黒崎さんは同市余川町のタケフナイフビレッジで12年間、親方の加藤弘さん(73)に師事。「独自の技術を生かし、生産量を増やしたい」と独立を決めた。工房は同ビレッジの隣で今後も連携しながら製造にあたる。
同ビレッジ協同組合によると、職人の高齢化や後継者不足で事業所数は減少傾向で、現在20軒程。多くが自宅の裏庭に設けた工房で受け継がれてきたという。
地鎮祭には関係者ら約50人が出席。神事に続き、奈良俊幸市長が「伝統産業の振興に弾みがつく」と歓迎、黒崎さんも「越前打刃物が世界ブランドになるよう頑張りたい」と抱負を述べた。
◇サウルコス、今年こそJFL
サッカー北信越リーグ1部のサウルコス福井は19日、福井市和田の和田八幡宮で必勝祈願を行い、JFL(日本フットボールリーグ)昇格を祈った。
選手26人とコーチ、役員らは本殿で宮司からおはらいを受けると、玉串を奉納。梶本知暉(ともあき)理事長が昇格を誓って、ダルマに願をかけた。
佐野達(とおる)監督は「新シーズンに向けて戦力が充実してきた。攻撃的なサッカーを中心とするが、内容よりも勝利にこだわる」と話し、昨季は主将を務めた梅井大輝選手は「昨季はあと一歩で昇格を逃した。今年がラストチャンスのつもりで戦う」と意気込んだ。
サウルコスは3、4人をさらに補強する予定。4月12日開幕の北信越リーグ1部で4連覇を果たして、各地域のリーグ戦優勝チームで争う「全国地域リーグ決勝大会」でJFL昇格を目指す。
今期限りでの引退を表明している敦賀市の河瀬一治市長(63)が19日、任期中で最後となる市議会の閉会あいさつで、5期20年間の市政運営を振り返った。初当選した1995年に高速増殖炉「もんじゅ」のナトリウム漏れ事故が起き、今月17日には敦賀原子力発電所1号機の廃炉が決まるなど、「原発城下町」の首長ならではの経験に思いをはせた。
70年に運転を開始した敦賀1号機について、河瀬市長は「我が国初の軽水炉であり、電力の安定供給に貢献してきた。役目を終えることに一抹の寂しさを覚える」と語った。原発の再稼働が進まない現状などにも触れ「原発の長期運転停止や、これに起因する地域経済の低迷など、今なお的確な対応が求められる課題もある」と指摘した。
河瀬市長は一部で、国政への転身がささやかれている。ただ、今後については「愛する敦賀市の飛躍、発展のために努力したい」と述べるにとどめた。
サッカー、レスキューなど4種目で、自作のロボットの技術力を競う19歳以下による全国大会「ロボカップジュニア・ジャパンオープン2015」が27、28両日、尼崎市西長洲町のベイコム総合体育館で開かれる。高校のチームでは、市立尼崎双星高(口田中)情報技術部から最多の4チームが出場権を獲得。関係者は「地元での開催なので、底力を見せたい」と意気込んでいる。(河部啓介)
大会は、ロボット製作を通じて次世代のものづくりの担い手を育てようと、1998年から毎年開催。全国の地区予選、ブロック大会を勝ち抜いた計約250チーム、600人が参加する。成績上位者は7月に中国・合肥市で行われる予定の世界大会に出場できる。
同部の4チームが出場するサッカー競技は、各チームでロボット2台ずつを使い、相手ゴールに入れた得点を競う。ロボットはボールから出る赤外線をもとに位置を判別。キックオフ後は原則、人がコート内に入れないため、自動で動かせる高い技術力が必要となる。
参加者の年齢やロボットの重量などで更に4種目に分かれており、2月に尼崎市で開かれた阪神ブロック大会では、「Bライトセカンダリ部門」(15歳以上、重量1100グラム以下)で同部2年の山本大基さん(17)と1年の太田航輔さん(16)のチーム「双龍」が優勝。尼崎市役所に報告に訪れた山本さんは「尼崎が弱いと言われないよう頑張る。世界大会の優勝が目標」と力を込めた。
同高の情報技術部は、阪神ブロック大会のBライトセカンダリ部門で3位までを独占。「Bオープン部門」(重量2400グラム以下)でも3位に入り、全国大会への出場権を手にした。全国大会にはこのほか、三田市の県立三田祥雲館高の2チーム、三田学園高の1チームも出場する。
大会は入場無料。27日午後2時と28日午前10時には、小学3年~高校生を対象に、サッカープログラミング体験教室も開かれる。定員は各回40人(先着順)で、20日まで参加者を募集している。問い合わせは、尼崎商工会議所産業振興グループ(06・6411・2252)へ。
◇あすから丸亀
レジャー施設「ニューレオマワールド」(丸亀市)で21日、120万個のLED照明を使った中四国最大規模のイルミネーション「レオマ光ワールド」が始まる。
園全体が電飾され、プロジェクションマッピングが投影される観覧車などのアトラクションがある「バードランド」と、アジアの古代遺跡を再現した「オリエンタルトリップ」は特に美しく、注目のエリアだ。
18日夜には、地元住民や観光業者ら200人を招いた内覧会があり、照明が点灯されると園内は幻想的な雰囲気に包まれ、参加者からため息が漏れた。施設を運営するレオマユニティーが発表した大規模改装計画の第1弾。園内の花壇(約3万坪)では、チューリップやバラなど100種類35万株の花が楽しめる。
◇22日まで 桜美会が水墨画展
水墨画の愛好家らでつくる桜美会(広江雪洞代表)の作品展が、福山市元町の天満屋福山店8階シティギャラリーで開かれている。22日まで、入場無料。
広江代表が指導する、58~96歳の会員約30人の計31点を展示。竹とスズメ、松にタカなどをあしらった花鳥画や、明王院(福山市草戸町)の五重塔や福山城など、地元の名所を描いた風景画が並ぶ。
訪れた同市駅家町の奥山清美さん(72)は「一筆一筆が丁寧に描かれた作品ばかり」と見入っていた。
開場は午前10時~午後7時(22日は午後6時)。問い合わせは広江代表(090・8991・0498)。