泥酔してタクシー運転手を殴ったとして、愛知県警中署は傷害の疑いで、ラグビートップリーグの豊田自動織機シャトルズに所属するトンガ人選手、テアウパ・シオネ・ファーマオ容疑者（２８）＝同県刈谷市小山町＝を現行犯逮捕し、１６日に送検した。同容疑者は７人制ラグビーの元日本代表。
　　逮捕容疑は１５日午前２時３５分ごろ、名古屋市中区で、タクシーから降りるよう促した運転手の顔を殴り、車外に逃げた後も頭を殴って、けがをさせた疑い。
　　中署によると、テアウパ容疑者は「酒を飲んでいたので、殴ったことは覚えていない」と否認しているという。１人でタクシーに乗り、運転手に行き先を告げていなかった。
　　同容疑者は豊田自動織機人事部で勤務。同社広報部は「事実を確認し、厳正に対処する」と話している。