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数多くのテレビ番組で絶妙な言葉のキャッチボールを繰り広げる今田耕司さんは、場の雰囲気や会話を人一倍楽しんでいるという。老若男女から愛される、今田流トークの心得を聞いた。
◎場数を踏めば怖くない
―今田さんは、芸人さんはもちろん、お客さんや素人さんとの会話のキャッチボールも上手いと評判です。誰とでも会話を弾ませられる秘訣は何でしょう。
「ありがとうございます。でも、難しいなあ。しゃべりに『コレが正解!』というのはないですからね。僕は考えてしゃべっていないので、何かアドバイスできるとしたら、『空気を読んだほうがええ』ってことでしょうか」
―その「空気を読む」ことが、不得意な人がいます。今田さんの空気の読み方とは?
「こればっかりは経験です。場数やと思います。僕は、テクニックも何にもない若い時にラジオやら生番組やらでしゃべらされて、失敗する機会が多かったですから。失敗を繰り返して『ああ、こういう時はだいたいアカンな』と悟る感覚が養われたような気がします。『この流れではちょっとマズイ方向に行きそうやな』というのは、相手の表情や周りの雰囲気でわかるもんですよ。そうなったら、話を引っ込めたり、話題を変えるタイミングですね。だいたい、周りが見えていれば引き際がわかるから、そんなに大ケガしないもんですけどね」
―うっかり発言で自分の足を引っ張ってしまうことを恐れるあまり、何も言えないサラリーマンが、今、急増しているんです。
「そんなら、場数を踏む場所を見つけたらどうですか? 今あんまりしゃべり慣れてない人が、突然失敗せずにうまくしゃべれるようになるなんて、まず不可能やと思うんで。スナックでもガールズバーでもキャバクラでもなんでもええんですけど、行きつけの店があるでしょう。とにかく失敗できる場所を探したほうがいいですね。できれば『つまんねえなぁ』って言ってくれる人のいる店がいいですね。お世辞抜きの、リアルな反応がわかりますからね」
◎失敗談は絶好のネタ
―場数を踏めば、そのうち誰とでも会話が弾むようになる?
「どんな人が相手でも、話題は何かありますからね、絶対。むしろ失敗ネタはハズレがないんです。アカンかったなぁという場合は、後で『あれはアカンかった』という話ができますし、2回失敗したら、『2回連続でアカンかった』という話ができますし。3回失敗したら『3回も失敗したで』って話ができます。『何やってもうまくいかへん』って話もありますしね。…