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ホンダ・ジェイドはパワーに優るシャシーが魅力

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ホンダ・ジェイドはパワーに優るシャシーが魅力

 ホンダ・ジェイドはパワーに優るシャシーが魅力

 

 2+2+2というシートレイアウトの3列シートミニバンとして新登場したホンダ「ジェイド」は、1.5リッターハイブリッド専用モデル。全高1530mm(アンテナ部分を除くと1500mm)というボディが、多くの立体駐車場に対応した都市型ミニバンです。

 シートレイアウトからは5ナンバーミニバン「ストリーム」の後継、スタイリングからは3代目・4代目オデッセイ(RB系)の後継的な位置づけと見ることもできます。

 そうしたホンダミニバンの保有ユーザーにアピールするニューモデルであり、また『子育て期ではないけれど、ユーティリティ的にミニバンが欲しい』という層もターゲットユーザーとして想定されているといいます。

 グランドコンセプトは『マルチサプライジング』。いろいろな部分で驚きを感じさせるというものですが、果たして実際に乗ってみると何に驚かされるのでしょうか。

 今回、試乗する機会を得たのは上級グレードで、先進安全装備を備えた「ハイブリッドX」。走りの面では17インチタイヤと、ノイズリデューシングアルミホイールを装備しているのが特徴のひとつ。

 さて、全グレード(といっても2つ)に標準装備されるテレスコピック&チルト機能付き本革ステアリングを調整して、動き出すと、想像以上にステアリング系がシッカリしていることに驚かされます。

 聞けば、ステアリング周りの剛性感を高める構造としているほか、入力とアシストをわけたデュアルピニオンの電動パワーステアリングを採用しているということで、その効果は低速域から違いが感じられるほど。

 また、リヤ・サスペンションは底床対応のダブルウィッシュボーン式で、これはRB系オデッセイの流れを受けているといいます。しかも、そのサスペンションが生み出すポテンシャルを快適性だけに使うのではなく、ハンドリングにも振り向けているところに『子育て期ではないミニバンユーザー』を意識したという狙いが実感できます。

 1.5リッターハイブリッドを積んでいるということから、ジェイドにフィット系のイメージを持ってしまうかもしれませんが、あくまでもCセグメントのプラットフォームに、ダウンサイジング的なマインドで、1.5リッターハイブリッドを載せたという意味合いなのです。

 Bセグメント級のハイブリッドパワーユニットで、Cセグメントのボディ、ハンドリングはDセグメント・セダン同等というのがジェイドのプロフィールといえそうです。…

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