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ゴーグルを装着するだけで、九州の古墳や史跡が体験できる。九州国立博物館と凸版印刷<7911>は13日、専用のVRゴーグルを用いて特別史跡「王塚古墳」のバーチャルリアリティ(VR)コンテンツが楽しめる個人向けサービスを開発、3月14日から12月31日までの期間限定で提供すると発表した。
このサービスは、特設Webサイトから個人が所有するスマートフォンにVRコンテンツを配信、九州国立博物館ミュージアムショップにて数量限定で販売される専用VRゴーグルにスマートフォンを装着して鑑賞・体験できるもの。なお、文化財をテーマにした個人向けVRコンテンツ配信サービスは、今回が日本初という。
現在、九州国立博物館で開催中の特別展示「進化する博物館Ⅲ 最新技術でよみがえる九州の装飾古墳」にて、九州国立博物館と凸版印刷は、両者で共同開発した特別史跡「王塚古墳」内部を鑑賞・体験する簡易型ヘッドマウントディスプレイ用VRコンテンツを公開している。
今回、生活者が自宅や史跡などに自由に持ち運び個人で楽しむことができる、WebGLを利用したストリーミング配信VRコンテンツを専用のVRゴーグルと合わせて開発、商品化した。このコンテンツは展示室で公開中のものと同様に、王塚古墳の石室内部を、文様を探すクイズ形式で鑑賞できる。さらに今後、個人向けサービス版のみの新機能として「フリー鑑賞モード」なども追加する予定だ。
パーソナル版ストリーミング配信VRコンテンツは、対応端末はiOS 8以上のiPhone 5 / iPhone 5s / iPhone 6 (2015年3月現在)、Android端末は非対応となっている。専用VRゴーグルは販売価格:は800円(税別)、対象年齢は7歳以上となっている。
「進化する博物館Ⅲ 最新技術でよみがえる九州の装飾古墳」ではVR映像展示のほか、九州地方の代表的な装飾古墳の模写やパネル展示、古墳内部の再現CG映像など、従来の展示とデジタル展示を組み合わせた未来の博物館展示のあり方を提案している。(編集担当:慶尾六郎)