意外なところで部下からの評価が下がっているかも……!?　なんと4割以上の社員が、上司の服装について“がっかりしている”ことが明らかになったのだ。

　調査を行ったのは、株式会社リクルートキャリアが運営するエグゼクティブ向け転職サービス『CAREER CARVER』。次世代リーダーのキャリア形成を支援するサイトとあって、『BizLady』読者にとってもすぐに取り入れられる有益な情報だろう。

　そこで今回は同調査結果を参考に、オフィスファッションに関する職場内のリアルな声をご紹介しよう。

　■部下ががっかりする上司の意外な服装とは？
　
　

　同調査では、年収600万円以上で課長役以上の上司520人（内男性418人・女性102人）と、年収600万円未満の正社員・契約社員・派遣社員518人（男女各258人）の部下に、勤務先における服装についてアンケートを実施した。

　その結果、意外なことに「同じ服を着続けていること」にガッカリするという部下が、全体の4割にのぼった。

　さらに男女別に見ていくと、男性部下は、女性上司が派手過ぎる服を着ていると、汚れた服を着ているときと同じくらいガッカリすることがわかった。

　また、服装を選ぶときに意識する人物像として、男性上司は女性部下をあげ、女性上司は男性の上位役職者を気にしていることがわかった。男女ともに特に意識している相手はいないという回答がもっとも多かったものの、性別で差がでるのは面白い。

　■部下が求める上司の服装は？

　では、部下が好感を持つ上司の服装は、どんなポイントがあるのだろうか？

　まず、男女ともにダントツで1位だったのが、「清潔感がある」ことだ。次いで2位に「年相応な感じがする」ことが続き、3位は「落ち着いた雰囲気があること」になった。上司には、職場のファッションリーダーになられるよりも、信頼できる人物像が垣間見える服装を望まれているようだ。

　■出世を視野に入れるなら取り入れたい服装とは？

　仕事面以外の“服装”で、評価が上下するのは勘弁していただきたいというのが本音だろう。しかし、実際には服装が職場で与える印象は大きい。

　ならば、10年後に自分が就いていたい地位を想定して、オフィス服を選んでみてはいかがだろう？

　清潔感・年相応・落ち着き、これらを取り入れた上でのファッショナブルな格好であれば、ビジネスに向いているといえる。

　人は楽しいという感情が持てると、パフォーマンス向上につながりやすい。…