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アパレル大手の三陽商会は13日、2015年12月期の売上高は前期比13・5%減の960億円、純利益は98・4%減の1億円になるとの見通しを発表した。ライセンス生産してきた英ブランド「バーバリー」との契約が6月で切れるため。
割安な三陽製バーバリーの駆け込み需要があった14年12月期は、売上高が4・4%増の1109億円、純利益が73・2%増の63億円だった。三陽が全国の百貨店などに構えるバーバリーの約350店は、うち約240店を新ブランド「マッキントッシュ ロンドン」の店に切り替える。
日産自動車の国内外でのモーターショーに関する情報などを不正に取得したとして、神奈川県警生活経済課は14日、不正競争防止法違反(営業秘密領得)の疑いで、元日産自動車社員、柴山哲也容疑者(52)=同県茅ケ崎市柳島海岸=を逮捕した。
逮捕容疑は、在職中の平成25年12月~26年2月の間、横浜市西区の本社からサーバーコンピューターにアクセスし、同社のモーターショーの演出方法に関するデータなど計8件のファイルを自分のハードディスクに複製したとしている。「利益を得る目的ではなかった」と容疑を否認している。
同課によると、柴山容疑者は退職願を出す約半年前から、計1万8千件のファイルを自分のパソコンに取り込み、退職後は中国河北省の自動車会社「長城汽車」に派遣社員として転職していた。県警は、柴山容疑者が再就職先で利益を得る目的で情報を持ち出した可能性もあるとみて調べている。
日産自動車をめぐっては、昨年5月にも転職直前に発売前の新型モデルの販売計画を不正に入手したとして、別の元社員が同容疑で逮捕、在宅起訴されている。
12日の東京株式市場は大幅反発した。日経平均株価の終値は、休日前の10日比で327円04銭高の1万7979円72銭となった。終値としては2007年7月24日(1万8002円03銭)以来、7年半ぶりの高値となった。
海外市場での未明から1ドル=120円台となる円相場下落を受けて、大幅反発した。上げ幅が一時350円を超え、取引時間中としては今年初めて1万8000円台を回復した。1万8000円台乗せは昨年12月8日(高値1万8030円83銭)以来、ほぼ2カ月ぶりの高値水準となる。
日経平均株価の寄り付きは、前日比246円高の1万7899円。この後、終日大幅上昇が続いた。午後に352円高の1万8005円まで値上がりした。安値も231円高と高水準だった。
東証株価指数(TOPIX)の終値は、休日前10日比で21.67ポイント高の1449.39。東証1部銘柄のうち67%超の1264が値上がりした。
日経平均株価に影響力が大きいファナックやファーストリテイリング、京セラが大きく上げた。ファナック株は一時昨年来高値を更新し、終値も6.2%、1290円高の2万2045円となった。米有力ヘッジファンドのサードポイント社による株式取得と経営改善提案が始まったことが明らかになり、買いが膨らんだ。
経済産業省資源エネルギー庁が12日発表した9日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週(2日)と比べ80銭安い133円50銭。29週連続の値下がりで、過去最長記録を更新した。133円台となるのは約4年2カ月ぶり。
前週まで8週連続で全47都道府県で一斉に値下がりしていたが、高知と山口は横ばいとなった。
世界経済の減速懸念や米国のシェールオイルの生産増などを背景に昨年秋から急落した原油価格は、底打ちの気配が出始めている。元売り各社が卸価格を引き上げるようになったため、調査を行う石油情報センターは「来週は値上がりに転じる可能性がある」とみている。
都道府県別の値下がり幅は石川の2円が最大で、大阪の1円90銭、鳥取の1円80銭、滋賀の1円70銭が続いた。
軽油は114円40銭、灯油は81円20銭だった。
酒類大手3社は12日、2014年12月期連結決算を発表した。
キリンホールディングスが主力のビール事業の不振などで減収減益。サッポロホールディングスが酒税を巡り116億円を追加で納税したため大幅な減益だった。
一方、16日に決算発表するサントリーホールディングスの連結売上高は2・4兆円規模となる見通しで、通期でも業界トップがサントリーに代わる見通しだ。
キリンは、売上高が前期比2・6%減の2兆1957億円、税引き後利益が同62・2%減の323億円だった。昨年の消費税増税後の新商品投入が出遅れ、販売低迷が続いた。ビール類のシェアも大手では唯一落とした。
サッポロは、第3のビールだった「極ゼロ」が「異なる酒税区分の可能性がある」として不足分の酒税を納付したため、増収だったが税引き後利益は96・4%減の3億円だった。アサヒグループホールディングスは増収増益だった。