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◇パ・リーグ ソフトバンク0-1楽天(2015年4月8日 コボスタ宮城)
ソフトバンクが28年ぶりの不名誉にまみれた。南海時代の1987年9月以来となる3試合連続無得点。
【写真】延長10回、中村晃のバントの打球がファウルと判定され抗議する工藤監督
打線の不調がサヨナラ負けを招き、投手出身の工藤監督は「(打撃は)分からない部分も多いが、一つ何かで狂うとなかなか立ち直れない。何となく理解できる」と苦い表情を浮かべた。打撃不振だった本多と今宮を先発から外し、明石と高田を起用と打線を組み替えた。だが、適時打が40イニング出ておらず、33イニング連続で得点が生まれていない深刻な状況に陥った。
◆1987年9月の南海(現ソフトバンク)3試合連続無得点
▽7日 日本ハム戦(後楽園)で間柴に3年ぶりの完封を許し、0―7。南海は先発・加藤伸が6回2/35失点KO。
▽8日 西武戦(西武)は延長11回で0―0のドロー。南海は山内孝が11回7安打無失点と粘り、西武も工藤が11回4安打無失点と譲らなかった。
▽9日 西武戦(西武)で松沼博に7回5安打無失点と粘られ、8回からリリーフした渡辺も攻略できず、先発・田島の6回2安打1失点の好投を見殺し。30イニング連続で無得点となった。
イタリアの名門インテル・ミラノが、FC東京の日本代表FW武藤嘉紀(22)の獲得に乗り出していることが9日、分かった。関係者によれば、インテルは武藤の実力とスター性を高く評価。身分照会を終え移籍金も提示済みで、今後、正式オファーとなる可能性もある。武藤に関してはプレミアリーグの名門チェルシーからの正式オファーが8日に判明したばかり。他にも複数の欧州クラブが獲得に興味を示しており、今後激しい争奪戦が繰り広げられそうだ。
【写真】武藤もこの仲間に?長友(前列中)らインテル・ミラノイレブン
チェルシーだけではなかった。武藤の獲得に向け、別の世界屈指の名門が動いていることが判明した。FC東京関係者は「既に複数クラブから獲得の打診が来ている」と明かしていたが、その一つがセリエA優勝18回を誇るインテル・ミラノだった。関係者によれば、武藤の実力はもちろん、そのスター性も評価しているという。身分照会にとどまらず移籍金の提示も行っていることから今後は正式オファーに発展するとみられる。
日本代表DF長友も所属するインテルはここ数年は低迷しているが、イタリアで唯一2部への降格がない名門だ。09~10年シーズンには現在チェルシーを率いるモウリーニョ監督の下で欧州CL、リーグ、イタリア杯の3冠を達成するなど、世界屈指の強豪として知られる。今季途中にはマンチーニ監督が就任。復活を期す来季に向けてオフには大型補強を画策しており、その中で日本のスターにのし上がった武藤に白羽の矢が立った。
8日にプレミアの強豪チェルシーが今夏の獲得に向け正式オファーしたことが判明。一夜明けたこの日は東京都小平市のクラブハウスが“武藤フィーバー”に揺れた。民放全局を含む記者約50人が集結。クラブ関係者は「長友の時以来」と、くしくもインテルに所属する長友がFC東京在籍時に欧州移籍と騒がれた時を思い出して目を細めた。
渦中の武藤はこの日、首と右腰を痛めた4日の甲府戦後は初めて全体練習に合流し、紅白戦を含む全メニューをこなした。その後は患部を入念にマッサージ。「腰は大丈夫だけど首にまだ少し痛みがある」というものの、12日のアウェー湘南戦に向け「試合には問題ない」と出場の意欲を示した。チームはリーグ戦で2連勝中で、首位浦和に勝ち点差2の2位と好調をキープ。「チームの流れは凄く良い。勝って流れに乗ることが大事。負けないことではなく、とにかく勝つことにこだわってプレーしたいと思います」と力を込めた。
当面は「ファーストステージで優勝することに全力を注ぐ」と目の前の一戦に集中するが、チェルシー、インテル以外にも興味を示しているクラブもある。日本の若きスターは、一気に今夏の移籍市場の注目の的となった。
【ニューヨーク=畑中祐司】ヤンキースの田中将大投手(26)が7日(日本時間8日)、メジャー2年目で初めて地元メディアからバッシングを受けた。4回5失点KOを喫した開幕戦から一夜明け、ニューヨークの新聞は厳しい論調で報道した。
【写真】4回5失点で開幕戦黒星となったマー君
結果以上に、球速90マイル(約145キロ)以下に抑えた投球スタイルに批判が集まった。1面で地元メッツの勝利を報じたデイリー・ニューズ紙は、裏面で田中について「WHO IS THIS GUY?(この男は誰だ?)」と刺激的な見出しをつけた。13勝を挙げた1年目との違いを皮肉る意味合いが込められている。見開きの中でも「速球がなければエースをつかめない」と論評した。
批判の種は開幕前からあった。“技巧派”に転じた田中に、ライバルのレッドソックスなどで通算219勝を挙げたペドロ・マルティネス氏が「万全の状態だとは思えない」と話すなど、好意的な意見は少なかった。シーズン初登板でKOされたことにより一気に火が付いた形だ。
チームはこの日、試合はなく、開幕前に2度の休日返上をしていた田中も完全休養に充てた。次回は12日(同13日午前9時5分開始)の本拠地でのレッドソックス戦に登板予定。開幕投手を務めたことで周囲の目はより厳しいものになるが、結果ではね返すしかない。
◇セ・リーグ DeNA2―1阪神(2015年4月9日 甲子園)
DeNAが投手戦を制して4連勝。中日がヤクルトに敗れ、単独首位に立った。
【写真】単独首位にスタンドの声援に両手を挙げて応える中畑監督
DeNAが10試合以上消化して首位に立つのは07年5月以来8年ぶり。
8回1死一、三塁でバルディリスが右前適時打を放ち、待望の1点が入ると、続く飛雄馬が右越え適時二塁打で加点。試合を決めた。先発の高崎は再三走者を背負いながらも7回7安打無失点で今季初勝利をマークした。
阪神は5連敗で借金2。甲子園での開幕カードで同じ相手に3連敗するのは、95年の広島戦以来20年ぶり。先発の岩崎が8回途中まで好投も筒香、ロペスに連打され降板。リリーフに立った福原が痛打を浴びた。打線は先制機がありながら高崎を攻略できず、8回に無死二、三塁の好機ではゴメスの内野ゴロの間の1点に終わった。