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21日にオープンする四日市市安島の「四日市公害と環境未来館」で、記念事業「公害・環境に関する作品展」の展示作業が行われている。
同展では、環境未来館の活用について、市と連携協定を結んだ4大学・高専や、市内と川越、菰野町の小中学校、高校の研究作品を紹介する。
4大学・高専のうち、四日市大学は16、17日に「四日市公害に学ぶ~持続可能な北勢地域へ~」と題したパネル展示を整えた。同大では約5年かけて、大気汚染の原因となった有害物質の規制強化と、公害患者減少の関係を明らかにする「環境と経済の統合モデル」を構築。パネルではその研究成果や、中国とモンゴルで実施した大気汚染調査、伊勢湾における漂流・漂着ごみの研究、鈴鹿山脈におけるブナ林調査などを紹介する。
また三重大学は、工学研究科の大学院生が四日市旧港から市役所にかけてのエリアを、環境に優しい街として開発することを提案した大型模型を展示する予定だ。
作品展は31日まで(23日は休館)。展示内容に関する研究発表会が22日午後1時から行われる。
オープン記念事業はこのほか、地球温暖化や気候変動の様子を映し出すことができるデジタル地球儀の展示(28、29日)、未来の環境を守るためのメッセージを伝える「ちびっこ環境劇」(29日午後1時半)が予定されている。
21日に開幕する選抜高校野球大会に21世紀枠で出場する豊橋工高(豊橋市)で17日、野球部の壮行会が開かれ、全校生徒やOBら約700人が選手らを激励した。
壮行会は体育館で行われ、生徒らが拍手で迎える中、選手らは選抜旗を先頭に入場。吉田豊校長が「全員野球、全力プレーを出し切って、夢の舞台を楽しんでほしい」と語りかけると、中村亮太主将は「まず1勝してみなさんと一緒に校歌を歌いたい」と決意を表明。隣接する豊橋聾学校の生徒も駆けつけ、みんなで作った千羽鶴を中村主将に手渡した。聾学校の文化祭の看板を豊橋工高の生徒が作って贈るなど交流が続いていることから、野球部を応援したいと申し出た。
校庭では、福島県三春町から贈られた三春滝桜の苗木2本を、森和彦後援会長と中村主将らが記念植樹した。選手らはこの後、バスに乗り込み、甲子園に向けて出発した。26日に予定される第1試合で東海大四(北海道)と対戦する。
◆県警 来年3月 GPS情報で自動表示
県警は、北陸新幹線開業で県内の北アルプスを訪れる観光客が増えると予想されるため、山岳遭難者の救助要請に迅速に対応できるよう、携帯電話からの110番通報者の位置を、コンピューター画面の山岳地図上に自動表示できるよう通信指令システムを更新することを決めた。2016年3月からの運用を目指す。
県内の110番を受理する県警通信指令課によると、全地球測位システム(GPS)機能付きの携帯電話から110番を受理した場合、これまでもモニター画面の地図上に、通報者の位置を表示する仕組みはあった。ただ、現行のシステムは住宅地図を使用しているため、山の中では目印となるものがほとんど表示されず、どこに通報者がいるのか、にわかには特定しづらかった。
新システムでは、110番を受理する職員のモニター画面に、山岳地図や航空写真も表示できるようになる。山岳地図では、等高線や山荘の位置、登山ルートなども表示されるようになり、通報者の位置を特定しやすくなる。航空写真も導入することで、通報者の近くにある建物の屋根の色や周辺の地形なども、位置を判別する材料として使えるようになる。
現在、山岳遭難の通報は、110番だけでなく、山岳警備隊が待機する登山口の派出所などにも寄せられる。ただ、県外から訪れた客は、県内客に比べて110番に通報する人が多いことなどから、新幹線開業を機に新システムを導入することにした。
県警は、16日に県議会で成立した2015年度県予算で、システム更新などの費用として1億3800万円を盛り込んだ。通信指令課の担当者は、「位置を特定しやすくなることで、110番を受理してから担当部署へ指令を出すまでの時間が短縮され、救助活動にも役立つはず」と話している。
野球独立リーグの石川ミリオンスターズで、今季から指揮を執るフリオ・フランコ監督兼内野手が17日、金沢市役所の山野之義市長を訪れ、リーグ戦での健闘を誓った。
山野市長と握手を交わしたフランコ監督は、「市長はスポーツに深い理解があると聞いて感謝している」と笑顔を見せた。山野市長から「プレーもされるんですか」と問われると、フランコ監督は「もちろん」と力を込めた。球団の端保聡社長、渡辺正人ヘッドコーチ、多田野数人投手兼投手コーチも同席した。
山野市長は「縁あって金沢にきていただいてうれしい。1人でも多くのファンに足を運んでほしい」と話し、市民野球場のスコアボードが電光掲示板に改修されたことを紹介した。
フランコ監督はドミニカ共和国出身。米大リーグのレンジャーズ時代の1991年に首位打者に輝き、プロ野球ロッテでは95、98年にベストナインに選ばれている。
北陸新幹線の開業に合わせ、北陸鉄道はバスを中心に運行体系の大幅な見直しを行った。新幹線の発着に合わせたダイヤの変更や増便、バス停の移動など、2次交通の要として市民や観光客の利便性を向上させ、開業効果を高める。
北陸鉄道は、14日からダイヤを改正。午前6時~7時に金沢駅を出発する北陸新幹線「かがやき」「はくたか」への接続では、平和町方面と花里方面のバス2路線で始発を繰り上げし、計10路線を接続させた。週末は、午後9時56分の「かがやき」到着に合わせ、鈴見方面への最終バスを繰り下げた。
また、金沢駅兼六園口(東口)から橋場町経由で柳橋まで結ぶ「東山線」と、金沢駅金沢港口(西口)から泉野出町1丁目までの「駅西寺町線」を新設。三馬大野線では、香林坊発大野行きに平日午後10時5分発の西口経由を設けた。
東口ターミナルでは、観光客が利用しやすいよう乗り場を変更。人気のある「城下まち金沢周遊バス」を3番乗り場から7番乗り場に移した。観光系路線「兼六園シャトル」が出る6番乗り場の隣になり、交通案内所の前に2路線の乗り場を集めることで案内しやすくした。
加賀方面については、週末だけだった兼六園下から出発する「加賀ゆのさと特急」を平日も運行する。金沢駅発の便と合わせ、毎日2往復体制にした。
輪島方面では、金沢まで毎日11往復する輪島特急のうち、1往復を「スーパー特急」にした。金沢駅から輪島駅まで途中のバス停を通過することで、約30分短縮して2時間で結ぶ。新幹線のダイヤに接続する。
観光客に気軽に利用してもらえる「日帰りバス旅」は、輪島や金沢など通年運行の5コースのほか、季節ごとの花や祭りに合わせて、富山や福井まで足を延ばす広域ツアーを設定する。春夏の時期は22コースを準備した。
金沢と五箇山、白川郷、高山のいわゆる「三つ星街道」を巡り、外国人客に人気がある高速乗り合いバス高山線は、金沢―白川郷を2往復増便して8往復にした。日帰りでも楽しめる。
グループ会社の北鉄金沢バスが運行する高速乗り合いバス富山線では、通勤客の利便性を図るため、初めて定期券を導入。平日朝の通勤時間帯に、富山駅前と兼六園下の間で1往復増便した。
鉄道では浅野川線も、内灘発北鉄金沢駅行きの始発を7分繰り上げ、午前5時33分発とし、新幹線の始発に間に合わせた。