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ハワイ・カウアイ島沖で海洋実習中、乗船していた函館水産高校の男子生徒(16)が行方不明になった北海道の実習船「北鳳丸」が17日午前、函館港に帰港した。函館海上保安部は今後、船長らから事情を聞く方針。同船の沢田成彦船長は、報道陣に「生徒が行方不明になる事故を起こし、大変申し訳ありません」などと陳謝した。
道教育委員会によると、北鳳丸は日本時間2月24日にホノルル港で他の生徒を下ろした後も、同3月3日まで現場海域で捜索を続けたが、男子生徒の手がかりは見つからなかった。
恵那市明智町にある日本大正村の司葉子村長が退任することになり、16日に市役所で退任会見を開いた。後任には女優の竹下景子さんが就任する予定。
日本大正村は、町内にある大正時代の建物や街並みなどを楽しむ観光スポット。1984年5月に立村し、86年12月、高峰三枝子さんが初代村長に就任、88年4月に開村式が行われた。司さんは2代目で、99年5月に就任、大正百年への誘い「大正浪漫シンポジウム」(2009年11月)などを開催した。昨年8月には日本大正村立村30周年記念式典が行われ、「就任して15年、30周年記念式典も行い、一つの区切りが付いた」と退任を思い立ったという。
会見で司さんは「思い出はいっぱいありすぎて、どれかを挙げることはできないが、最近は『大正村の村長さんですよね』とあちこちで言われるようになり、少しはお役に立てたかな」と振り返った。
また、後任の村長となる竹下さんは「司さんの築いてこられた華やかで品格ある大正村のイメージを大切に、村の魅力を精いっぱい発信していきたい」とコメントを寄せた。新旧村長の引き継ぎは、5月3日の「大正村ちょっとおんさいまつり」で行われる。
◇命令解除大幅遅れ 検証委員長「将来はない」
大量の機器点検漏れ問題で、運転再開の準備停止を命じられている高速増殖炉「もんじゅ」(敦賀市)の命令解除時期が、「3月末まで」という目標から大幅にずれ込む見込みとなった。事業者の日本原子力研究開発機構は少なくとも「命令解除のめど」を得る方針だったが、不手際を繰り返して自滅した。(高橋健太郎)
「まだまだ道は遠い」「満足のいく申請や報告をしてもらわないと、なかなか仕事が終わらない」――。原子力規制委員会が今月4日に開いた定例会合では、命令解除の見通しについて、しんらつな発言が飛び交った。
原子力機構は命令解除に向け、機器の点検方法の見直しなどを盛り込んだ報告書を昨年12月に規制委に提出した。規制委は保安検査(3か月に1回)や聞き取り調査で内容を確認したうえで、命令を解除するかどうか判断する。
だが、定例会合では、保安検査を複数回重ねないと中間的な取りまとめにすら至らないとの見解が示された。田中俊一委員長は「報道では『年度内は無理』とか気楽なことを言っているが、とてもそんな状況じゃない」と述べた。これを受け、敦賀市の河瀬一治市長は「いまだ命令解除が見通せないのは誠に遺憾」とコメントした。
目算が大きく狂ったのは、スケジュール設定に無理があったためだ。2012年に発覚した点検漏れの機器数は、約1万4000点に膨らんだ。13年10月から1年間の「集中改革期間」に十分な成果を出せず、半年間の期間延長を迫られたにもかかわらず、実現困難な目標に執着した。
昨年10月には、2次系のナトリウム漏れを監視するカメラが、数多く故障していた問題が判明した。昨年12月に報告書をまとめ上げたものの、今度は点検不備の機器数に集計ミスが見つかった。
◇
規制委の定例会合から間もない4日夜、もんじゅをテーマにした「原子力フォーラム」が敦賀市で開かれた。原子力機構の「もんじゅ運営計画・研究開発センター」の家田芳明センター長は、準備停止命令について「早期解除に向け最大限努力する」と述べるにとどめ、こだわってきた「3月末まで」の目標には言及しなかった。
フォーラムには、もんじゅ改革の歩みを監視してきた「もんじゅ安全・改革検証委員会」の阿部博之委員長(科学技術振興機構顧問)も出席した。「もんじゅに将来はあるのか」。来場者からの質問に、硬い表情で「このままの延長線上では、もんじゅの将来はない」と言い切った。
もんじゅでナトリウム漏れ事故が発生したのは1995年12月。厳しい視線にさらされてきた年月が、もうすぐ20年間に達する。
琳派(りんぱ)400年の歴史を細見家が収集してきた逸品でたどる「細見美術館 琳派のきらめき」が、京都高島屋(下京区)で開かれている。同館のコレクションは、細見家三代が収集。今回の企画展では、〈琳派美術館〉とも称される同館が誇る約200件の琳派作品から92件を展示している。
京で生まれた琳派が、江戸、大坂へと広がり、近代の京で再び花開く流れを4章立てで紹介。俵屋宗達が下絵に花木を描き、本阿弥光悦が和歌を記した扇形の紙や、尾形光琳が宇治橋を描いた団扇、池田弧邨(こそん)の金地屏風(びょうぶ)などが並んでいる。
西京区の会社員、上野幸さん(36)は「きらびやかな作品から、しっとりと落ち着いたものまでそろい、琳派の奥深さを堪能できた」と満足した様子だった。
23日まで。一般800円、大学・高校生600円、中学生以下無料。問い合わせは、同店(075・221・8811)へ。
21日開幕の選抜高校野球大会に出場する龍谷大平安、立命館宇治は16日、甲子園球場での事前練習を行い、選手らはグラウンドの感触を確かめていた。
龍谷大平安ナインは塁間にはさんだ走者を確実にアウトにする練習から始め、内外野のノック、打撃練習と30分の持ち時間を有効に使った。江口時矢主将は「グラウンドは広く感じたが、思ったより声がよく響いた。試合でも大きな声でナインを引っ張る」と言い、原田監督は「試合では緊張する選手が多いが、思い切りプレーしてほしい。一戦必勝で臨みたい」と語った。
立命館宇治ナインは、併殺プレーやクッションボールの処理などをチェック。奈良祥平主将は「みんな落ち着いてプレーできた。試合では死にものぐるいで相手に食らいついていきたい」と言い、卯滝監督は「動きも良く、声も出ていた。エースを中心にどのくらい守れるかが試合のカギとなる」と話した。