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部屋の模様替えをするなら、カーテンで窓辺のおしゃれを楽しんでみてはいかがだろう。レースカーテンや、カーテンを束ねるタッセルを上手に活用したい。
千葉県市川市の会社員、佐藤文さん(39)はマンションのリビングルームを、「カーテンで上品な雰囲気にしたい」と考えた。バルコニーに面した窓(高さ2メートル10、幅2メートル)に付けたのは、薄い青色の無地のカーテン。ポリエステル製のオーダーメードだ。「青系の壁の色に合わせて選びました」
ただ、シンプルなデザインのカーテンなので「華やかさを出す工夫をしています」と佐藤さんは話す。タッセルはビーズとボンボンを交互に組み合わせたデザインのものにした。また、レースカーテンは白色で、薄いアイボリーの縦じま模様が入っている。カーテン、レースカーテン、タッセルの費用に計約12万円かかった。
インテリアデザイナーの西沢聡美さんは「部屋全体の雰囲気も考えながら、窓辺を同系色でまとめるとよいでしょう」とアドバイスする。
最近は、リボンや花の形など、華やかなタッセルも多く出ている。
また、レースカーテンも種類は豊富だ。フランスの布地などを扱う「カサマンス」東京ショールームでは、麻素材の無地のタイプだけでも32色ある(3メートル幅の場合、高さ1メートルにつき2万3940円税込み)。「白だけでなく様々な色のレースカーテンも楽しめる。一緒にかける厚手のカーテンと同系色のものを選べば、合わせやすい」と西沢さん。
通常、窓に近い側からレースカーテン、厚手のカーテンの順に下げるが、入れ替えて雰囲気の変化を楽しんでもよい。厚手のカーテンの色が、レースカーテンの向こうに透けて見えるのも面白い。
インテリアコーディネーターの鈴木理恵子さんは「レースカーテンの代わりに巻き上げるタイプのロールスクリーンをつけてもいい」という。
カーテンは、部屋の中でも占める面積が大きい。選び方によっては、窓辺だけでなく部屋全体の印象が大きく変わる。「これからの季節なら、あまり濃すぎず、爽やかな色合いでまとめるのがいい。生命の息吹を感じさせる花や鳥などの柄なら、春らしさを演出できます」
家庭に急速に普及してきた温水洗浄便座。正しい掃除方法を知らない人が意外に多いという。
「温水洗浄便座は電化製品。誤った清掃方法を続けると破損や故障の原因になる。掃除の前に取扱説明書でお手入れ方法を確認して」とメーカー9社で作る一般社団法人「温水洗浄便座工業会」(本部・名古屋)の担当者は話す。同工業会ではホームページ上で各機種の取扱説明書を公開中だ。
温水洗浄便座の場合、汚れがたまりやすいのが洗浄用ノズルを収納している本体の裏側と便器との隙間。跳ねた尿や洗浄水がこびりついていることが多い。こうした汚れは、温水洗浄便座を取り外すことできれいに掃除できる。たいていの機種で取り外し可能だ。
まず、電源プラグを外す。機種によって異なるが、温水洗浄便座の両端にあるボタンを押しながら手前に引くと外れる。便座が上に持ち上がる機種もある。
花王(東京)によると、本体の裏側などプラスチック部分の汚れは、トイレ用の掃除シートを使うと便利。頑固な汚れには、重ねたトイレットペーパーにトイレ用中性洗剤を染み込ませて5分ほど貼り付け、汚れを浮き上がらせてから拭き取るといい。「男性が立って小便をすると、壁や床にも尿が飛び散り、臭いの原因になる。壁や床も忘れず掃除を」と同社生活者研究センターの弦巻(つるまき)和(かず)さん。
住宅機器メーカー「リクシル」(東京)の井口昌広さんは「便座などのプラスチック部分は洗剤成分が残ると変色につながりやすい。洗剤を使った後は必ず柔らかい布で水ぶきを」と助言する。洗浄用ノズルなども同様だ。
また、乾いたトイレットペーパーやブラシでこすると細かな傷がつき、かえって汚れが付着しやすくなる。
便器に酸性やアルカリ性の洗剤を入れてふたをし、つけ置き洗いするのも危険。成分が揮発して部品を腐食させ、感電、火災につながる場合があるという。
半透明の色紙「トランスパレントペーパー」を使った紙細工が人気となっている。
星や花などをモチーフにした飾りを作って窓に貼ったり、天井からつり下げたりすることで、部屋に彩りを添えられる。
玩具の輸入を手がける「おもちゃ箱」(東京)によると、トランスパレントペーパーは北欧で親しまれている折り紙。1枚で作る日本の折り紙と違い、花びらなど同じ形のものを複数折って、それらをのり付けして花や星などの形に仕上げていくのが特徴だ。
北欧では、日差しが弱くなる冬、窓辺に飾って紙を通して差し込む光を楽しむという。折って紙が重なった部分に色の濃淡が出て、複数の色を組み合わせると華やかになる。
日本では輸入雑貨店や、インターネットによる通信販売などで、16センチ角で約100枚セットになったものが700円程度で販売されている。
手軽さが魅力で「単純な模様の飾りなら20分ほどで作れます」と、工芸教室を東京で主宰している鈴木恵美さんは話す。鈴木さんは4年前からトランスパレントペーパーを使った紙細工を教えている。
親子で飾りを作って楽しんでいる神奈川県の主婦(40)は、「なかむらや」名義の自身のホームページ(www.トランスパレント.jp)で折り方を紹介。折り目や貼り合わせる位置を写真で示した手順書も無料で公開している。「冬は窓ガラスが結露して飾りが水分を吸収してしまうので、作った飾りを窓に貼るのではなく、天井からつるしてもいい。単色だけではなく、様々な色を組み合わせてもきれいです」と、この主婦は話している。
都市部を中心に、マンションの販売が好調だ。物件選びには価格や間取り以外にも、見落としがちだが知っておきたいポイントがいくつもある。
きめ細かく教えてくれる相談サービスやセミナーが人気となっている。
不動産経済研究所の調査では、昨年の1都3県のマンション発売戸数は、前年比23・8%増の約5万6500戸にのぼる。東京建物が昨年7月に販売を開始した「ブリリアタワー池袋」(東京)は7週間で完売。景気回復に伴って、「マンションを買いたいという人はこれからも多いだろう」と同社は話す。
こうした中、不動産コンサルティング会社「さくら事務所」(東京)ではマンションを初めて購入する人からの相談が増えている。半数は「どんな点に気をつけて選べばいいのかわからない」と、白紙の状態で相談に来るという。
マンション選びでは、価格や間取り、駅からの距離などばかりに目が向きがち。同社のコンサルタント・三上隆太郎さんは、「マンションが立っている場所とその周辺の『用途地域』の確認を忘れないでほしい。入居後に周辺の住環境が大きく変わる可能性もある」と指摘する。
街は「住宅のための地域」「商業施設が集まる地域」など、用途別に区分されている。これが用途地域。
もし道路の反対側が商業地域だった場合、マンション契約時には、駐車場や空き地だったとしても、後から商業施設が建って交通量が大幅に増えたり眺望や日照が悪くなったりする可能性がある。用途地域は、不動産業者に尋ねるなどして把握しておきたい。
また、購入を検討している部屋だけでなく、マンションの「全体配置図」もしっかり確認しておくよう、三上さんは相談者に勧める。「雨が降っていても傘を差さずに郵便受けまで行けるか」「ゴミ置き場が遠くないか」「自転車置き場に急なスロープがないか」。いずれもささいなことのようだが、毎日生活するとなると影響が大きい。
不動産の購入サポートサービス「キニーエ」を展開するニフティは、2年前からセミナーを開始。これまでの約70回で約540組が参加した。
昨年12月に都内で開いたセミナーでは、講師の不動産コンサルタント畑中学さんが、中古マンションを下見する際のポイントを取り上げた。
畑中さんは、まず、玄関からリビング、バス・トイレなどすべての部屋を回って日当たりや風通しのよしあし、湿気などを調べるよう助言。大規模な修理に備えた「修繕積立金」が十分あるかもチェック項目の一つとして挙げた。
さらに、「マンションの様子を知るために確認しておくとよいモノがある」と畑中さんはいう。それは掲示板の貼り紙。「『たばこを捨てないように』と注意書きがあれば『普段は捨てられているような住環境だ』とわかる」
部屋の売り主に上下左右の部屋の居住者について直接聞くことも大切。「迷惑な住民がいれば、はっきりは言わなくても言い方でわかることもある」と畑中さんはアドバイスしている。(吉田尚大)
対象は、原則65歳以上で、要介護1~5の認定を受け、自宅での生活が困難になった人。食事や入浴、介護などのサービスが全て施設内で提供される。医療サービスは、外部の嘱託医が定期的に訪問して体調管理などを行い、専門的な治療が必要な場合は、外の医療機関に通院する。
部屋の面積は10・65平方メートル以上。2003年以降に建てられた施設は原則、個室になったが、3割前後は今も2人以上の相部屋だ。
入所者が負担するのは、要介護度別の費用の1割負担と、居住費、食費など。運営主体は、社会福祉法人や自治体がほとんど。公的な施設のため、低所得者への居住費などの補助があり、費用負担が比較的軽い。
全国に約8000か所あり、52万人が利用している。入所希望者が多く、3月に発表された入所待機者数は52万人に上るが、入所の対象は、来年度以降は原則「要介護3」以上になる。
入所の申し込みは、希望施設に直接行う。複数の施設に申し込むこともできる。